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 モンゴル・レター

No.16 2002/11/12 (準備版・週刊)

 

モンゴル語なんか勉強しても仕方ない?!

 今夏、モンゴル民族中高校校長教師全国集会がハイラル(フルンボイル市)で開催された。その際、校長や教師らから話を聞く機会があり、モンゴル民族中高校がかかえる問題について若干理解することができた。大部分の学校、とりわけ牧畜地域の学校において最も深刻な問題のひとつは、生徒数が激減していることであるという。たとえば、フルンボイル全体の民族中高校の生徒数は、数年後には千人を割るという予想も出されている。私は、これには主に以下の2つの原因が影響していると考えている。

1)一人っ子政策

2)モンゴル語で勉強する必要などないという意識

このうち(1)については、誰にも打つ手だてはないであろう。しかしながら、(2)については、言うまでもなくモンゴル人の考え方や意識と直接関係している。「モンゴル語で勉強する必要などない」という考え方や現象が蔓延しているのには様々な原因がある。そのひとつは、親たちがいまだに古い考え方にとらわれ、現在と未来の中国および世界全体の発展の方向を読みとることができないでいることだろう。私の故郷では、ほとんどの人がわが子の就職のため、漢語で学ばせているように思われる。ところが、親たちの言う「仕事」は、相変わらずソムやホショー(旗)、またはアイマク(盟)のお役所で働くことであり、内モンゴル風に言うなら「ガンブ(幹部)」以外の何ものでもない。国家機関をリストラして幹部数を大幅に減らしている社会の流れが、彼らの目に映らないのは、専門学校や大学を出たら必ず仕事に就くことができた旧システムの夢をいまだに見ているのと関係があるのだろうか。夢のような時代はすでに過ぎ去り、市場システムに移行した中国社会では、モンゴル語で学んだ方がもっと可能性が出はじめている。内モンゴルのモンゴル人にこのことを知らせることは、日本の「牧草地」でオトルをしている私たちみんなの責務じゃないだろうか。(2002.10.18付メールより訳出、原文はラテン文字モンゴル語)

 

 [編集・発行] SMHRICOSAKA

 

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